クラウド環境への移行に伴うリスクとその対策について

いくつかの企業様のセキュリティガバナンスに関わる中で、業務のデジタル化を推進する過程において、オンプレミス環境からクラウド環境への移行が少なからず進んでいます。クラウドサービスは、柔軟性や拡張性、コスト削減などのメリットをもたらす一方で、新たなセキュリティリスクも生じさせていますので、以下で、クラウド環境への移行に伴う主なリスクと、その対策例について列挙しておきます。

クラウド環境への移行に伴う主な技術的リスク例

クラウド環境への移行は、サプライチェーン全体のセキュリティリスクを高める要因となり得るため、サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度への対応を進めるにあたっても、これらクラウド環境におけるセキュリティ対策の重要性が重視されると考えられます。

企業が取るべき対策例

クラウド環境への移行に伴い、企業は以下のような対策を講じる必要があります。

まとめ

クラウド環境への移行は、企業のDX推進に不可欠ですが、セキュリティリスクも伴います。経済産業省が検討している「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」も踏まえ、企業はサプライチェーン全体でセキュリティ対策を強化し、安全なクラウド環境の構築を目指す必要があります。セキュリティ対策に関して客観的な判断やご検討が必要な場合は、うみもと公認会計士事務所までお気軽にお問い合わせください。